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北九州市八幡東区のマッサージ鍼灸サロン インプルーブです。
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骨盤にある仙腸関節を調整することで膝関節の可動域が広がり、痛みが和らぐメカニズムは主に運動連鎖と神経系の影響に基づいています。
運動連鎖を通じた影響
骨盤の安定性と下肢のアライメント
仙腸関節は体幹と下肢をつなぐ要であり、体の土台となる骨盤の安定性に深く関わっています。この関節に機能不全やズレが生じると骨盤全体の傾きや歪みが発生します。
骨盤が歪むとその下にある大腿骨から脛骨に至る下肢全体のアライメント、つまり骨の並び方が影響を受けます。特に、股関節の回旋(ねじれ)(かいせん)が変わり、それに伴って膝関節にも過度なねじれや負荷がかかることになります。
膝関節の正常な運動
膝関節は大腿骨と脛骨からなる蝶番関節に近い構造ですが、屈伸の際にわずかな回旋運動が伴う複雑な関節です。この回旋は「スクリューホームムーブメント(Screw-Home Movement)」と呼ばれ、膝を完全に伸ばし切った際に安定させる重要な機構です。
仙腸関節の機能不全による骨盤・股関節の異常なアライメントはこのスクリューホームムーブメントを阻害し、膝関節を構成する大腿四頭筋やハムストリングスなどの周囲筋群の過緊張を引き起こします。結果として、膝関節の動きが制限され、可動域が狭まり、動作時の痛みにつながります。
仙腸関節の調整による効果
仙腸関節を調整し、骨盤を本来あるべきニュートラルな位置に戻すことで股関節の回旋異常が改善し、下肢のアライメントが整います。これにより、膝関節にかかっていた異常なねじれや剪断力が軽減し、膝関節周囲の筋肉の過緊張が緩和します。
結果として、膝関節の運動軸が正常化し、スムーズな屈伸・回旋運動が可能となり、可動域の拡張と痛みの緩和が実現します。
神経系の影響と痛みの抑制
痛みの感覚と反射
仙腸関節の周囲には多くの固有受容器や侵害受容器が存在します。仙腸関節に機能不全が生じるとこれらの受容器からの異常な感覚入力が脊髄や脳へ送られ続けます。これは、防御的な筋収縮や痛みの閾値の低下を引き起こす可能性があります。
特に、膝の痛みは単なる関節の摩耗だけでなく、中枢神経系における痛みの処理の異常が関与している場合もあります。
調整による感覚入力の正常化
仙腸関節の調整はこの関節の不安定性や炎症を軽減し、固有受容器からの感覚入力を正常化します。この正常化された入力は脊髄反射のレベルで、膝関節周囲の抑制的な神経活動を解除する働きを持ちます。
この結果、膝関節周囲の筋肉の緊張が緩和し、神経的な防御メカニズムが過剰に働かなくなるため、膝関節の痛みが中枢的にも末梢的にも緩和されると考えられます。
仙腸関節の調整は骨盤から下肢への物理的な運動連鎖を整えるとともに神経系の異常な興奮を鎮めることで膝関節の機能改善と痛みの軽減という相乗効果をもたらすのです。
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