おはようございます☀
北九州市八幡東区のマッサージ鍼灸サロン インプルーブです。
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エンドフィール(最終域抵抗感)を臨床で正確に測定・評価するための実践的なやり方と評価のポイントについて解説します📓
エンドフィールの測定・評価手順
正確なエンドフィールを得るには患者を完全に脱力させることと関節運動を孤立させること(代償動作を防ぐこと)の2点の手技が前提となります。
1.ポジショニングと脱力(準備)
リラックスの徹底・患者を背臥位(仰向け)または安楽な座位にし、不要な筋緊張を取り除きます。
評価する側の肢節をしっかりと検者の手や身体で支え、患者に完全に力を抜いて任せてもらう指示を出します。
2.代償動作の固定(コントロール)
近位関節の固定
例えば肩関節を評価する場合、体幹の捻れや肩甲骨の代償運動(挙上など)が起きないよう片方の手で近位部(肩甲骨や骨盤)を的確に固定(固定手)します。
3.ファースト抵抗(R1)の確認
抵抗の始まりを感知
もう一方の手(操作手)で他動的に関節を動かしていきます。スムーズに動いていた関節運動の中で、最初にほんのわずかな抵抗を感じ始める位置(R1:First Resistance)を捉えます。
4.最終域(R2)までのオーバープレッシャー
手応えの質を判定
R1を超えてさらにゆっくりと圧を加え(Overpressure)、可動域の最終限界点(R2:Second Resistance)まで押し込みます。このR1からR2に達するまでの抵抗の増加の仕方や押し込んだ時の手応えの質を感知して判定します。
評価時に見逃せない4つのポイント
臨床でエンドフィールを判断する際、検者がチェックすべき必須項目です。
1.痛みの出現タイミング(P1・P2)と抵抗の相関
抵抗(R)だけでなく痛みがどのタイミングで出現するか(P:Pain)の相関を観察します。
痛みが抵抗より先に来る(P1 < R1):急性期の強い炎症を示唆(エンプティ感になりやすい)。
痛みが抵抗と同時に来る(P1 = R1):亜急性期の炎症を示唆。
抵抗が先に来てから痛みが出る(R1 < P1):慢性期の組織短縮・拘縮(関節包性など)を示唆。
2.健側(良い側)との比較
エンドフィールの質には個人差があります。必ず健側(問題のない側)のエンドフィールを先に評価し、その患者固有の正常な感触を基準(ベースライン)として把握してから患側をテストします。
3.可動域の量と質のギャップ
何度まで動いたか(角度)とどのように止まったか(感触)は別物です。例えば、正常角度に達していても最終域の手応えが著しく硬い場合や逆に可動域が狭くても正常な弾性を保っている場合など、角度数値だけに惑わされず抵抗の質を評価します。
4.代償運動の有無の監視
手首や肘、体幹など別の部位が動いてしまうと本来のエンドフィールではなく他部位の組織の張りをエンドフィールと誤認してしまいます💦
固定手によるコントロールを最後まで緩めないことが重要です!
臨床のワンポイント
エンドフィールを診る時はR1(抵抗の始まり)からR2(最終限界)までの間の『遊び(ゆとり)』がどれくらい残っているかをイメージすると感覚を捉えやすくなります。硬い結合組織性(Firm)はぐっと伸びる余裕がありますが、筋スパズムや骨性ストップではこの遊びがほとんどありません。
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この記事の執筆・監修:院長富田(厚生労働大臣免許保有:あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師/バイオメカニクス・運動連鎖に基づく根本改善専門)