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股関節の硬さ、実は仙腸関節が原因?本当の理由とセルフケア
股関節が硬いと感じている方は非常に多いですが原因は必ずしも股関節そのものの問題だけとは限りません!実は仙腸関節の硬さが股関節の動きを妨げているケースが少なくないのです。
仙腸関節とは
仙腸関節は骨盤を形成する仙骨と腸骨の間にある関節です。この関節は一般的な関節のように大きく動く事はありません。わずか数ミリ程度の非常に小さな動きしかありませんが、このわずかな動きが歩行時や体のねじり動作において上半身と下半身の衝撃を吸収し、体全体のバランスを保つ上で極めて重要な役割を担っています。
なぜ仙腸関節が股関節の硬さに関わるのか
仙腸関節の動きが悪くなると以下の連鎖反応が起こり結果的に股関節の硬さとして認識される事があります。
代償動作の発生:仙腸関節の柔軟性が失われると本来仙腸関節が担うべき役割(衝撃吸収や力の伝達)をその周囲の関節や筋肉が代償しようとします。特に仙腸関節に最も近い大きな関節である股関節がその代償の矢面に立つ事が多いのです。股関節に不自然な負担がかかる事で結果的に股関節周囲の筋肉が緊張し、硬さとして感じられます。
股関節の可動域制限:仙腸関節が固定されてしまうと骨盤全体の動きが制限されます。骨盤は股関節の土台となる部分なので土台が安定しない、あるいは動きが悪いとその上にある股関節の動きも当然のように制限されてしまいます。股関節を曲げたり開す際に本来スムーズに動くはずの可動域が狭まり、硬さや詰まり感として感じられるようになります。
周辺筋肉の過緊張:仙腸関節の機能不全は周囲に位置する梨状筋や中臀筋・腸腰筋という筋肉にも影響を与え、仙腸関節や股関節の安定性・動きに深く関わり仙腸関節の動きが悪くなると過度に緊張し、股関節の硬さや痛みの原因となります。
神経の圧迫:仙腸関節の周囲には坐骨神経など重要な神経が走行しています。仙腸関節のズレや炎症が起こると神経が圧迫され、股関節周辺に痛みや痺れが生じ結果的に体を動かすのをためらい、硬さを感じやすくなります。
セルフケアのポイント
もし股関節の硬さを感じ、仙腸関節の硬さが原因かもしれないと感じる場合は以下のセルフケアを試してみましょう。
仙腸関節周辺のストレッチ
尻伸ばし:椅子に座り、片足を反対の膝に乗せ背筋を伸ばしたままゆっくりと前屈します。お尻の奥、特に仙腸関節のあたりが伸びるのを感じましょう。
膝を抱えるストレッチ:仰向けに寝て片膝を胸に引き寄せます。その際、軽く膝を内側や外側に倒すように動かすと仙腸関節の微細な動きを促す事ができます。
骨盤を意識した軽い運動
骨盤回し:立った状態で手で腰を支えながらゆっくりと骨盤を大きく回します。前後左右、円を描くように滑らかに動かす事を意識しましょう。
キャット&カウ:四つん這いになり息を吐きながら背中を丸めキャット・息を吸いながら背中を反らすカウ運動です。骨盤の動きと連動させることを意識しましょう。
日常生活での姿勢改善
長時間座り続ける場合は定期的に立ち上がって体を動かしましょう。
座る際は骨盤を立てて座る事を意識し、片方に重心をかけすぎないように注意しましょう。
寝る際は仰向けで膝の下にクッションを入れる等して腰や骨盤への負担を軽減する工夫をしましょう。
専門家の視点
セルフケアで改善が見られない場合や痛みが強い場合はあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師等の専門家に相談する事をおすすめします。仙腸関節の機能不全は専門的な評価とアプローチが必要な場合もあります。正確な診断と適切な治療を受ける事で股関節の硬さだけでなくそれに伴う体の不調が改善される可能性があります。
股関節の硬さが実は仙腸関節のサインである可能性も視野に入れご自身の体の状態に耳を傾けてみてください。
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